盗撮（性的姿態等撮影罪）のQ&A

盗撮で後日事情聴取されるケースはほぼありません。
今回のことが警察沙汰になる可能性は低いと思います。
ですので、自首まで検討する必要は乏しいと思います（なお、自首の際には身元引受人が通常必要です）。

ただ、盗撮を繰り返す人はいずれ捕まる、ということは肝に銘じておくべきだと思います。

ご回答します。

1.その後店員が防犯カメラを確認する、若しくは私達が立ち去った後第三者が申し出て通報され、後日逮捕となる確率は高いでしょうか。

低いと思います。

 2.被害者は本の予約をしていたため、名前・連絡先等を店側が把握している状況です。被害者曰く、その後店側から特段連絡等はないとのことですが、連絡なしに通報することも考えられますでしょうか。

写された方が「同僚なので大丈夫」と言っているのに通報するというのは、通常は考えられないと思います。

 3.盗撮は現行犯逮捕がほとんどと言いますが、第三者が私服警備員であった場合、被害者の申し出で素直に引き下がる（スマホの確認を要求しない）ということもありますでしょうか。

当然あると思います。

 4.私は公務員なのですが、自主した場合にも職場に連絡はいくのでしょうか。また当件前後もほぼ毎日のように当モールに同僚と二人ランチに出かけておりますが、他の防犯カメラで特定された場合は後日逮捕までの期間も短い形になるのでしょうか。

熊本であれば、公務員事件は全件職場に連絡がいく運用になっています。

基本的に、写された方が被害届を出す気がないのであれば、刑事事件になることはないでしょう。

目撃者もいるのであれば、被害者が被害申告をすれば、警察が動いても不思議ではない状況だと思います。
近年、盗撮で逮捕までされるケースはほとんどありませんが、警察から連絡が来て（あるいは家に警察が来て）、在宅事件として捜査される可能性はあると思います。
捜査される可能性の高さに関しては、色々な条件に左右されるので、何とも言えないところです。

目撃者が明確に犯行を目撃したのであれば、警察が事件として取り扱う可能性はあります。
スマホは、廃棄して粉砕してしまっているならば警察も調べようがないと思います。ただ、スカートにスマホを差し入れる行為自体が処罰の対象になることがありますので、スマホがないからといって事件にできないというわけではありません。

盗撮で逮捕されるケースは極めてまれで、ご質問のようなケースではまず逮捕されないと思います。

警察が、犯人があなたであることに辿りついたら、通常は電話番号などを調べて連絡を取ってくるはずです。

ですので、逮捕について心配しすぎる必要はありません。

自首をすることの１番のメリットは逮捕を免れられるということですが、そういうわけで逮捕される可能性がそもそも低いので、

自首をするメリットがあまりありません。

とりあえず静観しておいて、もし警察から連絡が来たら、お店や映ってしまった人に謝罪をしたり被害弁償をするということで良いのではないかと思います。

ただ、静観することは、警察から連絡が来るかもしれないと考えながら生活を続けないといけないということであり、そのプレッシャーに耐えられないというのであれば、自首することもひとつの方法です。

自首する場合は、出頭時にいきなり逮捕されたりしないようにちゃんと手順を踏む必要がありますので、弁護士に依頼した方がよいでしょうね。

警察がいきなり来て逮捕されるという可能性もゼロではありませんが、先のメールで述べたように可能性は低いです。
電話が掛かってきて、｢ちょっと話を聞きたいので署に来てくれ」と言われる可能性の方が断然高いです。

逮捕されれば少なくとも家族には知られてしまうでしょうが、逮捕されなければ知られずに刑事手続きを進めることも可能です。
仮に逮捕されても、勾留されなければ１泊２日か２泊３日で釈放されますので、職場も何とかごまかせます。

万が一、逮捕されたら、勾留されないための弁護活動を行いますので警察を通じて呼んでください。

家族や職場に知られないことを最優先にするならば、今の時点で自首してしまうのもひとつです。
逮捕の可能性がほぼゼロになるため、家族にも知られないで済みます。

ご質問のようなケースで後から逮捕されることはほとんどありません。

ただ、残っていた防犯カメラなどの証拠の内容によっては、逮捕されることもごくまれにあります。

まず、盗撮は証拠がないと立件できないので、自首しても事件としては扱われないはずです。

ただ、買春（児童買春）と下着の写真を撮ったこと（児童ポルノ製造または青少年保護育成条例違反）はTwitterアカウントから児童の特定が可能だと思われるので、これらは自首すれば事件として立件される可能性が高いです。

１、２件であれば、自首すればお咎めなしになる可能性が高いですが、合計５件となると、自首が成立しても罰金刑にはなるでしょう。
裁判にかけられるリスクもわずかですがあります。

罰金刑の場合は、家族にばれずに処理することも可能です（ただ、最後に裁判所から届く書類が家族に見られるリスクはあります）。
裁判になっても、ばれずに終わらせるのは不可能ではありません。

ただ、いかんせん５件は多いので、リスクコントロールのために、自首する事件を絞る（例えば買春だけにする）という方法もありえるところです。

また、弁護士を通して、適切な方法で自首すれば、逮捕や家宅捜索のリスクはほぼゼロまで下げることができます。